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知らないと損する大家の責任の範囲とは

補償内容

こんにちは。

当社は、火災保険を中心とした専業の損害保険代理店です。

そのため火災保険の対象となりそうな事故があると、当社にお客さまから連絡がくることから、事故事例が当社に集まってきます。

今回は、最近あった事故の事例について、お伝えいたします。

アパートオーナー必見 大家の責任の範囲とは 

大家さんが所有しているアパートがあり、大家さんはそこに住んでいませんでした。

そこのアパートと隣家には、隣家の方が所有している塀がありました。(画像の通り)

ここの柱の一本が曲がっていることから、アパートを所有している大家さんに対して、隣家の所有者から修理をしてくださいと連絡があったというケースです。

なぜ、そもそも隣家の人が隣のアパートの大家さんに連絡したかというと、隣のアパートの住人が止めた自転車が倒れたため折れたとのことでした。

確かに近くに自転車やバイクを止める場所があるので、そうかもしれません。

ここで考えるべきことは、そもそもそれって大家に賠償責任があるのかどうかという点です。

大家さんには、借主がした賠償責任は問われない

タイトルの通りです。これって大家さんは全く関係がないですよね??

アパートの住民が起こした問題であれば、隣家の所有者は直接アパートの住民に賠償請求するのが筋でしょう。アパートの大家さんは犯人捜しをする必要もございません。

探すといっても、証拠がないと相手も認めないと思いますので、なかなか請求するのは難しいのが実態です。

そうした問題のために、火災保険があるのです。

隣家の所有者は、火災保険に入っていれば「他物との衝突」という項目で火災保険の対象となる事故になり、自分の保険を使って直すことができるのです。

逆に大家さんに賠償責任があるケースはどんな場合か?

アパートに瑕疵があり、それが原因で隣家の塀が破損したのであれば、アパートオーナーに責任があるため、賠償責任を問われてしまいます。例えばですが、アパートに立っている木が倒れて、塀を壊したや外壁が落ちて塀を破損させたなどはそれに当たるでしょう。

それでも、施設賠償責任保険に入っていれば、保険で補うことができます。

注意!個人賠償で対象になると思っている方がいますが、自分が住んでいるアパートでなければ個人賠償は使えませんので、注意しましょう。

なので、アパートオーナーは必ず施設賠償責任保険に入っておかなければならないのです。

今回のケースでは、大家さんに賠償責任がないため、賠償責任保険の適用もできないということになります。

大家さんは様々な法律上の問題に対処していかなければなりません。

ご自身でこのような問題に対応できる人はそれでいいですが、できれば火災保険を契約した代理店に相談できると安心でしょう。折角保険料を払っているのであればこうした問題を「保険が出ませんでした。」だけで終わるのではなく、丁寧にどのような背景で保険がおりないのか、また保険がおりる場合はどんなケースなのかなど、説明をしてくれる代理店は信頼を勝ち取ることができると思います。

当社では事故対応を保険の募集以上に重要な仕事と考えているため、どのように解決したらいいかまで自分が当事者の意識を持って対応をしております。

お気軽にご相談下さい。

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